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今夜の番組チェック

太保インタビュー

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Ø48/《摩雲金翅》欧鵬

白勝 はぁ、やっと捕まえた。後でトリモチ落としますから、すいません。
欧鵬 ……。
陶宗旺 暴れんでねぇよ鵬。ああすんません白の兄貴、手間かけさしちまって。
白勝 そんなに嫌ならやっぱやめた方がいいかなあ。あの、欧鵬兄貴、おれ何もしませんよぅ。
陶宗旺 いんや、こいつはもっと人に馴れた方がいいんス。いつまでもおいらとしか喋んねぇんじゃ将来どうするよ、お前。な、鵬?
欧鵬 ……。
陶宗旺 お前自分で名乗りやってみな。
欧鵬 ……鵬。
白勝 よろしくお願いします。(初めて声聞いた)。欧兄貴がどうしてこんなにシャイかというと鳥みたいな大きい羽があるからで……肩から、ですよね? えーと飛べるんですよねもちろん?
陶宗旺 はい、最初は木のてっぺんからすうっと下りるだけだったけど、だんだん長く飛べるようになりました。ここの平たい骨んとこから。鵬ちょっと背ぇ……何も痛ぇことしねぇよ。あ、こいつの羽でびしっとやられるとひっくり返るんで気をつけて。こいつイライラすると自分で毟っちまうんですけど、ちゃんと生え揃うと綺麗っしょ。
白勝 はぁホントつやつやです。鳥ともちょっと違うんですね、この羽根。晁蓋さんが言ってたんですけど、昔々の仙人はこんな風に翼がついてたそうです。絵なんかに残ってますね。兄貴はもしかしたらその子孫かもしれないっス。
陶宗旺 へえ、仙人様の。そうかーぁ、凄ぇなぁ鵬。
白勝 原作じゃ欧鵬兄貴が黄門山のトップなんですが、そんな感じじゃないですね。陶兄貴とは馴染み。そのへんどうなってるんスか?
陶宗旺 こいつは山ん中で一人で暮らしてたみたいです。蒋敬兄貴や馬麟兄貴とはつるむまでに色々あったんですけど、こいつは最初っからおいらと友達でした。最初はでっかい黒い鳥かと思ってて、次には女と間違えたんだぁ。こいつ髪切りたがんねぇから。
白勝 ああ、年季入ったロン毛だと思ってたんですけど。もしかして鋏とか嫌いなんですか?
陶宗旺 金物は全部。こいつ最初はおいらの鉄鍬にだって近づきませんでした。
白勝 陶兄貴の鍬は得物と兼用っスからね……ここだと欧兄貴は非戦闘員、つーかまず馴らすところから始めてます。将来的にはどうなるのかな? 目がいいんで空から何か探すのに使いたいと晁蓋さんは言ってました。そういえば晁蓋さんだけは怖がらないっスよね。何故でしょう?
陶宗旺 おいら最初は塞主様が小さいからだと思ったんですけど違うみたいです。殿様(柴進)んとこのちっちゃいお女中さえ怖がるもんな、鵬。お前塞主様は好きなんだな?
欧鵬 ……(こくり)
白勝 怒鳴ったり蹴っ飛ばしたりするのは別に怖くないんですねぇ。あ、湯が来ましたんでトリモチ落としちまいましょう。
陶宗旺 こいつきれい好きなもんで、何かついてると機嫌悪いんです。おいらと逆だな。手ぇ出しな、開くの、そうそう。こいつあんまり喋らねぇし、とにかく不器用なんスけど、見たものをよーく憶えてるんです。蒋敬兄貴がそれ見つけてくれたんですけどね、凄ぇ才能なんだって。
白勝 はい、10年前のことだって写真みたいに憶えてるんだとか。やっぱ偵察向きですね。……でもそれをどうやって聞き出すかが問題です。
陶宗旺 うーん、こいつ絵も駄目だしなぁ。道士先生の法力で何とかなりませんかね。
白勝 あ、そっか。あの人何でもありです、確かに。
陶宗旺 良かったなぁ鵬、仕事が出来て。はいはい、手ぇ拭え。
白勝 渾名と名前からここまでキャラ作られるとは兄貴当人もまさか思っていなかったでしょう。それにしてもあの蒋敬兄貴と陶兄貴、そして欧兄貴。一体黄門山の山塞はどんなとこなんですかね。山賊って感じがしないです。最後の一人馬麟兄貴はどうなるんでしょうか。

Ø82/《雲裏金剛》宋万

白勝 ああ、古馴染みが相手だとちょっとほっとします。梁山泊の最古参の一人、宋万兄貴です。
宋万 よう。
白勝 しかもすでに話に出てきてるんで今から設定作る手間なくていいです、公孫先生にだって覆せません! 色惚けたお茶の濁し方もなしっス。そうだよ、魏姐さんとかまだ秘密設定あったのにうやむやにされちまった。
宋万 ……お前何があったんだ?
白勝 いやぁ気にしないで下さい。最古参といっても兄貴結構若いスよね。
宋万 若いといっても最初出た時もう30近かったがな。晁蓋が成長しきる頃にはいいおっさんだ。
白勝 サザエさんワールドになんなきゃの話です。王倫と杜遷兄貴がだいぶ上だったんで余計に若く見えました。手下に人気あるんですよね、面倒見いいから。
宋万 使えねぇ奴はうっちゃっておくけどな。
白勝 苦み走ったいい男で時たま笑うと愛嬌ある……ってことで姐さん達にも人気あります。
宋万 面なんて幾らでも変わるだろ。
白勝 はは、凄ぇ梁山泊っぽい人だなぁ。
宋万 そいつの方が俺はいいな。見てくれなんて誉められても全然嬉しかねぇ。王倫の頃だが、若造の俺が実力で梁山泊第三位の頭領にのし上がった事とか、お前と一緒に金砂灘の水塞を築いたとか、そういう処に目をつけて欲しい。
白勝 はぁ、すいません。
宋万 いちいち謝んのやめろって。お前がいっぱしの男だってことを俺は知ってるが、そうでない奴はその態度で見下すぜ。
白勝 はぁ……。
宋万 説教癖がつくとどうもおっさん臭くていけねぇや。
白勝 はは。えっと宋万兄貴が最初に林教頭に惚れ込んで肩入れしたんでしたね。
宋万 そ。俺は晁蓋より林冲の方が塞主に相応しいと思った。でなきゃお前ら引き入れるかよ。
白勝 林教頭と晁蓋さんを比較してみて一言。
宋万 おとなとガキ! 塞主は見た目も大切なんだよ、前言覆すようだけどな。王倫は押し出しは良かった。
白勝 はあ、大人っぽかったですね、けど。
宋万 と思ってたが晁蓋のガキ面にまんまと騙された。あの野郎(笑)ちびのくせに威圧しやがる。考えてみりゃあ林冲は戦の指揮官なんだ、本陣に座ってるタマじゃねぇ。治めるのは向いてないだろうな。何たって口数が少なすぎる。
白勝 ははあ、あの人は強い相手と手合わせしてる時が一番幸せそうですからねぇ。
宋万 特に楊志な。あの二人出来てんだろ。
白勝 え! よく知ってましたね。
宋万 俺はあいつらが最初の勝負から見てたんだぜ? あいつらいつも挨拶代わりに試合するのな。
白勝 そういえばその勝負、どっちに訊いても自分が負けたって言うんですが本当はどうなんスか?
宋万 ……まあどっちも間違ってねぇさ。林冲が朴刀叩き落とされた時はひやっとしたんだが、その後楊志が替えさせたんだ。
白勝 え?
宋万 自分の得物でやれってさ。さすがの林冲も一瞬ぽかんとしてた。蛇矛に替えたらほんの数合で勝っちまって、今度は楊志が悔しそうな顔していた。……あいつら何でもスポ根にしやがる。
白勝 ……そう言うと身も蓋も。
宋万 はは、俺は奴らのそういう処に痺れたさ。
白勝 俺も嫌いじゃないですけどね。はぁ、謎が一つ解けました。今日はどうもありがとうございました。
宋万 おう。たまには酒でも飲もうぜ。

1ØØ/《小尉遅》孫新

白勝 祝家荘あたりで入ったメンバーって考えてみりゃ家族ぐるみで108星なんだから凄いですよね、星がまとめて落っこちたんでしょうか。《小尉遅》の孫新兄貴です。
孫新 どうも。何にいたしやす?
白勝 まぁ適当に見繕って下さい。孫新兄貴は見た目一番普通っぽいですかね、小柄でおとなしそうな酒店の亭主。のみの夫婦って呼ばれてます。
孫新 目立たないのがいいんでさ。
白勝 ですよね、おれらみたいな仕事やるには。おれ中途半端なんだよなぁ……えーと兄貴はここのキャラとしては時遷兄貴にかなり近いそうです。地味だけどポリシーあって渋いっス。うう、師匠。
孫新 止して下せぇよ。はい、お待ちどう。
白勝 あ、どうも。孫兄弟は巻き込まれ型の典型ですね、二解・楽和姐さん・顧の姐さん・孫新兄貴・孫立兄貴と数珠繋ぎですが、あの、やっぱり迷惑だったでしょうか。
孫新 女房の親類が困ってるのを助けねぇわけにはいかねぇでしょう。兄貴も嫌とは言いませんでしたし、そこで官の味方でいるような兄貴ならこっちから縁切りでさ。
白勝 は〜好漢ですねぇ。
孫新 痩せ我慢したってやんなきゃいけねぇことがありますから。
白勝 朱貴の兄貴といい、淡々と酒店やってる兄貴はぽつぽつ話すことがいちいち味があります。顧の姐さんが店に立ってる時は厨房に閉じこもりっきりなんで、姐さんがいない時を見計らって来ました。
孫新 あっしは客あしらいが下手なもんで。
白勝 そうですかねぇ。えーと原作では火つけが特技ですかね。珍しく痺れ薬も人肉饅頭もやってない酒店です。
孫新 まっとうな食い物屋ですから。まあ朱貴兄貴んとこほど美味くはねぇですけど。
白勝 いえいえいえ、兄貴んとこは特に若い人に人気があります。肉の切り方とか大ぶりなんスよね。食い盛りの二鄒もお気に入りです。酒の瓶もちょっと大きいですかね。
孫新 (笑)うちの女房がとにかく大雑把なんですよ。
白勝 えーと、こだわりなんかについて一言どうぞ。
孫新 梁山泊だろうと外だろうと、あっしらはあっしららしくやりますから。でもここは住みやすくていいですね。
白勝 達観してますねぇ。どこまでも控えめな孫新兄貴でした。ごっそーさんでした。

Ø6Ø/《喪門神》鮑旭

白勝 うっ……姐さん、すげぇ衣裳ですね。目にしみる鮮やかさで。おれドライアイかなぁ。
鮑旭 おっほっほ、そぅお? ちょっと地味だと思うけど。
白勝 気を取り直して、ハイ鮑旭姐さんです。演歌歌手でいうと大御所が振り袖着た感じで、ヘアスタイルはマリー・アントワネット級。一里先からでも姐さんだと判ります。ちなみに香水の匂いは十里四方から。
鮑旭 ほほほ、光を放つようなこの美貌を御覧あそばせ。
白勝 おれ姐さんは絶対兄貴だと希望、いやもとい予測してたんですけど。李逵と並ぶ男伊達だったんですけどねぇ。
鮑旭 ここの男女比は2:1に決定だそうだし、やはりあたくしの虜は多ければ多いほど良いもの。この梁山泊に女帝として君臨するのがあたくしの使命ですわ。
白勝 ……ああ、頑張ったんだけど結局半々にならなかったんだそうです。女キャラ作るの下手なんスよね。
鮑旭 あたくしのような淑女は梁山泊には他にいませんからねぇ。ところで白ちゃん、目がさまよっていてよ。ほほ、そんなに目の毒かしら。
白勝 すいません、眩しくて。
鮑旭 可愛いこと。ほぅ、この美しさが仇となるわ。冷たい世間の荒波の中で生きるにはか弱すぎるあたくし……ああ。
白勝 そ、そういえばこの前魯の兄貴と一緒にファッションショーやったそうで。その時作った服ですか?
鮑旭 ええ、魯智深と一緒というのが不思議だけれど、刺身のツマ・ステーキ皿のクレソンも必要ざんしょ。燕青ちゃんが見立ててくれたの。あたくしは何を着ても似合いますって、けれど特に玉虫のような深い煌めきの緑がいいでしょうって。あの子ったら、可愛いんだけどにこりともしないのが玉に瑕なのよねぇ。
白勝 小乙さん……あ、でも姐さんはすっげぇ華やかな薔薇色とかもいいでしょうね、めくるめく豪華絢爛摩訶不思議の世界。姐さんは全然色に負けませんからハイ。
鮑旭 まぁ、白ちゃんも言うようになったわね。うふふ。
白勝 ……当初は樊姐さんがこういうキャラの予定でしたが、お供二人連れてるってとこで向こう変えました。うう……あの、ちょっと窓開けていいですか。
鮑旭 良くってよ。何だか顔色が悪いわね、相変わらず。
白勝 姐さんにお会いする時だけっス。あ、いや、その、あああんまりのド迫力に圧倒されちまって。
鮑旭 うぶな子ねぇ、全く。
魯智深 おい朱富、腐った酒でもぶちまけたのか? ひでぇ臭いだぞこのへん……何だ鮑旭かい。
鮑旭 いやぁね、アルコールと香水の区別がつかないなんて。なんて無粋なんでしょ。
魯智深 酒なら判るけどなぁ。お前相変わらず紅白のトリみてぇだな、ちょっと叩いたら白粉ごそっと卓の上に落ちんじゃねぇか? うひゃひゃ。
鮑旭 失礼ね、女の嗜みよ。いつまでも綺麗でありたいもの。酒樽みたいなおなかをした和尚には分からないでしょうね。
魯智深 腹回りはお前と大差ないぞぅ? ほれほれ、電話帳何冊分だ?
鮑旭 ぎゃぁぁぁぁっ! 淑女の身体に触りやがったなてめぇ、表出やがれ! その腹かっさばいて羮にしてやる。
魯智深 うははは、ほいきた! お前いつもその方がいいぜ、裾まくんなよシュクジョが。何でぇいつも脚に朴刀括り付けてんのか?
鮑旭 乙女のたしなみじゃい、うらぁっ!
 
 
宋万 ……白、今のうちに退散した方がいいぞ。おい。鮑姐と5分以上向かい合っていられるのは李逵や和尚くらいだ、今日のお前は新記録。……仕方ねぇなあ、安道全に預けてくるか。

Ø56/《神医》安道全

白勝 ……あれ? 空気が清浄です。おれとうとう鼻が麻痺しちまったかなぁ。
安道全 インタビュアの鏡だな、白勝。
白勝 はえ? ……どうやら場面転換しちまったようで。今度こそまっとうなお医者さん、安道全先生です。すいません、牀の上からの紹介で。この人笑い上戸なんだよなぁ。
安道全 (笑)……ああ失礼。
白勝 声なく喉の奥で笑うタイプです。それだけで一癖も二癖もありそうですよね。向こうの牀にいるのはまた李立姐さんですか?
安道全 今日はただの狭心症。ふむ、熱もないな、お前たまには珍しい病気でも拾っておいで。
白勝 やですよぅ。えーとここの先生は女医さんです。このハスキーボイスに切れ長の目のオトナの姐さん先生に診療されたいって人は続々来るんですが、昔の筆箱より頑丈な人ばっかりなんで受付の石勇さんに放り出されてます。先生、今日の収穫は?
安道全 李逵・史進・雷横の抜糸。扈三娘の検診と李立のいつもの。孫立が胃痛。楊雄が自律神経失調。石勇の隙を見て宋清と張清が潜り込んできたが至って健康。ああ、呂・郭が同じ処にコブを作ってきた。楊春はトランキライザーを打って終わり。裴宣と阮氏は灸のついでに世間話。
白勝 ……今日も暇なんですね?
安道全 そういうことだ。お前達ひとつ盛大なデスマッチでも開催しないか? 薛永が考案した新しい外科麻酔を試したいんだが。
白勝 怪我人作る為に試合させないで下さい。あれ、ちゃんと予約入ってるじゃないですか。
安道全 秦明の腰痛治療の筈だったんだが、当人が意地を張って来なくてな。蒋敬も腱鞘炎気味のようだがなかなか来ない。悪化しきったら将棋でも打たせつつ手術してみるか。
白勝 関羽じゃないんですから。すげー暇そうですね。先生こういう時ろくなこと考えてないからなぁ、その微笑って一種のポーカーフェイスですよね。
安道全 心外だな。まあ医書を読むのはいいが試してみなくては何にもならんのが事実だ。
白勝 暇な人といえばやっぱ大官人じゃないでしょうか。
安道全 あの男は付き合いはいいが治す箇所がもうない。晁蓋に暇はないか? 歯の矯正をするなら今のうちだ。確か左手の第五指の爪が変形していたし、整形のやり甲斐のある傷痕も多いし、盲腸もまだあるな。一度脳波測定もしてみたい。公孫勝は実に興味深いデータが取れたぞ。
白勝 ……急患でも入ってくれないかなぁ。ところで先生、李巧奴はどうなるんスか? ホスト通いかな。逆に通わせてる感じもしますが。
安道全 あの手の妓女は好みではないな。
白勝 ……そういや両刀でしたっけ。
安道全 許容範囲は広い方だと思うが、それでも男女で分けると対象がひどく減ってしまうだろう。
白勝 おれ相手は一人でいいですから。えーとここに来たきっかけは晁蓋さんを診たこと。またすり替えてる……もういいや。あの人気に入ってついて来ちゃったってことですか?
安道全 それもある。からかうと飽きないからな、晁蓋は。
白勝 ……一度言ってみたいような絶対口にしたくねぇようなセリフです。それも、って?
安道全 使命感。何と腕の振るい甲斐のある場所だ、ここは。
白勝 まあ先生が仕事熱心で腕確かってのは本当のことですからねぇ。医者として何か一言ありますか?
安道全 環境は特に問題はない。肉体的な怪我はともかく、精神疾患とその兆候のある者が目につくのが気になるな。武松と李逵が要注意。前歴がひどい者が多いから精神外傷データも山のようだ。公孫勝や欧鵬のようなミューティションは言うまでもない。
白勝 え、李逵ですか?
安道全 ふむ、あれは重患かもしれない。
白勝 うーん、ためらいなくばっさばっさ斬りますからねー。でもお袋さんの事件の時は普通でしたよ。
安道全 原作ではな。晁蓋への固着が気になるんだが……まあ医者にかかれば完全に正常な人間などいない。いればその方が逆に不自然だ。
白勝 はあ、そうなんですか。では今日はこれで。
安道全 次は面白い患者として来い。

Ø29/《立地太歳》阮小五

阮小五 ♪ひでぇ役人皆殺しっと。いよぅ白。何か面白ぇことやってるって?
白勝 あ、お帰りなさい小五さん。何だか久しぶりっスね。
阮小五 うっひゃっひゃ、なかなか離してくれなくてよ。と言いてぇが半分は賭場だ。すってんてんよ。
白勝 相変わらずだなぁ……。
阮小五 何でぇこれ。ん〜宋江・ロ・呉用・コーソン……俺ぁろくに読めねぇんだよ。また晁蓋に変な仕事押しつけられてんのか?
白勝 いや、これはついに決定した男女リスト。いえ何でもねぇです。小五さん自己紹介自分でやりますか?
阮小五 おう。この俺が石碣村の伊達男、《立地太歳》の阮小五お兄ぃ様よ、よろしく頼むぜ。
白勝 水滸だと《短命二郎》ってのが普通ですが、『大宋宣和遺事』や『癸辛雑識』では《立地太歳》。こっちが本来だろうということで小二さんと渾名が逆になりました。
阮小五 おう。一瞬でキレんぞって意味でい。
白勝 フォローどうもっス。えーと外見は茶髪ロン毛の優男、実はまだ二十歳前。(おれより下じゃないですか)。豹のホリモノしょってるのは龔(きょう)旺兄貴とほぼお揃いです。
阮小五 ばぁか、あいつが俺の真似してんだよ。
白勝 あ、そうなんですか?
阮小五 位置ちょい違うけどよ。ヤバめのファン持つと辛いぜ〜ちっち。どうせなら内股に名前彫ってくれるような女がいいな。
白勝 この人どこまでが本気なんだか判りません。ネックレスしてピアスして渋谷うろついてるような軽い感じの二枚目、つーか2.2枚目ぐらいがいいと。
阮小五 目ぇいっぱいスカした野郎なんて反吐出ちまわぁ、ちっと抜けた感じがポイントだろ。力任せに押しまくるの最低な、アレだよ原作の董平の下司。何が風流万戸将だ。
白勝 という小五さんの意見で董平兄貴、一瞬で設定変わっちまって董平姐さんになっちまったんですよ。
阮小五 ほ〜ぉそりゃ良かったな。綺麗なお姉ちゃん?
白勝 はぁ。程万里の養女ってことになりました。
阮小五 何ィ? よーしちょっくら覗いてくらぁ。
白勝 待った待った、それ後に……ええっと小五さんは晁蓋さん扱いがとびきり上手いと評判のお人です。何かこつがあるんですか?
阮小五 はぁ? 別に何もねぇよ。
白勝 ううーん。じゃあ第一印象とか。
阮小五 ちょい気味悪かったな、ガキが四十男みてぇな口利くんだから。兄貴とタメ口利くしムカついた。納得行かなくてなぁ、夜中呼び出したりしたっけ。妙な口利いたら石碣湖に沈めてやろうと思ってよ。
白勝 そういえばそんな時もありましたっけ……楽しそうに言いますね。
阮小五 うひゃひゃ、楽しいもん。あー一度水ん中に放り込んどけば良かった。今度足ひっかけてやろう。
白勝 仲良くなったきっかけは?
阮小五 けっ冗談、仲良くなんかねぇって。この小五さんがくそガキと遊んでやってるだけよ。ったくあの野郎いつまでたっても馬鹿で仕方ねぇな? 女泣かすし余計なとこで突っ張らかりやがる。あいつ悪魔みてぇなとこあるけどガキなところはとことんガキだからな、半べそかくしまだ××は××だし。それでとんでもねぇホラ吹いて人騙くらかすから始末に負えねぇ。
白勝 あはは。
阮小五 奴と仲いいのはてめぇだって。甘やかすからつけ上がんだぞ、あの憎ったらしいクソガキは。
白勝 喧嘩っ早い人なんですが、割と荒事での活躍が描かれませんよね。つーかキレてもマジギレはしない?
阮小五 おう、出入りとかもいいけど喧嘩と戦は違うだろ。俺は楽しいことの方が好きなの。マジギレばっかしてるとおねーちゃん達に嫌われるしな。棗売ったり鼻歌歌って船漕いだり、そんなんばっか。
白勝 もしかするとここじゃ平和主義で通るかもしれませんね。はい、どうもありがとうございました。後で小二兄貴の時フォローお願いします。
阮小五 へいへい。んじゃ頑張れよ。

Ø78/《操刀鬼》曹正

白勝 とっぷり日が暮れても梁山泊の一日はまだまだ終わりません。うっかり歩いてるとまた林教頭が黙々と稽古してたり舟の中で張清兄貴や大官人が女口説いてたりするのにぶつかっちまいます。いいけど暗い屠殺場で包丁研ぐのは怖いっスよぅ、曹正兄貴。
曹正 一日の仕上げだ。怖きゃ布団被って震えてろ。
白勝 曹正兄貴は屠殺人ってことで、原作と大差ねぇと思います。林教頭の弟子ってのは本当なんスか?
曹正 あそこんちに肉納めてただけだ。
白勝 ああ、出入りの肉屋。何か林教頭が屋敷構えて奥さんもちゃんといたってのがおれイメージ出来ないんスけど、当時のこと憶えてますか?
曹正 ……物静かで清楚で、別嬪な奥方だったな。
白勝 すげぇ静かそうな家っスね。
曹正 あの頃は林冲様も、もうちょっと柔らかくてにこやかだったさ。
白勝 (やっぱ想像つかないや)。曹正兄貴は屠殺人、ということで外見イメージが『樊噲(はんかい)』なんだそうです。漢の高祖の……まぁ気持ちのいい豪快な好漢だったらしいス。
曹正 てめぇそいつ見たことあんのか? 漢って軽く千年以上昔じゃねぇか。
白勝 いやぁイメージで。えっと、でかくてトラ髭で貫禄あって目がぎょろっとした凄ぇいかつい、もしかすると張飛っぽいですね。ということは原作の林教頭っぽいかな。
曹正 『新・水滸伝』だと林冲様はぱりっとした粋なお人だったぞ。何でそれがトラ髭なんだ。
白勝 いやぁホント人によってイメージ違いますから。あちこちの水滸サイト見てたらローティーンにしか見えねぇ可愛い感じの宋江兄貴の絵とかありましたし。
曹正 ……うちのおかしらが可愛い坊やじゃなくて幸いだったな。
白勝 まあね。あの人演技入るとすげぇ変わりますよ、王倫と対面した時なんか蔭で小五さんが笑いこらえて窒息しかけてました。
曹正 見たかねぇよ、そんなの。
白勝 おれ怖かったス。……そういえば、ここの楊志さんは兄貴んとこで食い逃げやったんですかね。
曹正 何しろ樊噲なもんで居酒屋なんて開けねぇよ、客がブルっちまう。
白勝 まあ、楊志さんは食い逃げするくらいなら行き倒れを選びそうです。
曹正 嬢さん育ちって聞いたが本当か?
白勝 はあ、嬢さんっていうより御曹司育ちですけど。
曹正 ……サバイバルや野戦得意だったがなぁ。
白勝 二竜山で一緒だったんですよね。魯の兄貴とか武松兄貴とかも。どんなことがありました?
曹正 腹ぺこで最初に動けなくなるのは和尚。武松は放っとくと死ぬまで食うの忘れてるだろう。糧秣尽きかけると俺と楊志が手下連れて何とかして食える物見つけてきて、張青達がそれを和尚達の口に放り込んで歩くんだ。飢饉の時なんか辛かったな。
白勝 へえ、鏢(ひょう)客ってサバイバルにも強いんですね。山歩くんだから当然かなぁ。
曹正 よその山塞の噂聞いてると、うちは妙に禁欲的だったってのが分かるな。てっぺんにいるのが和尚と行者だからだろうが。
白勝 はは、楊志さんもとにかくストイックだし。曹正兄貴が寡黙で忍耐強いのもそのへんから?
曹正 むっつりしてんのは元々だ。
白勝 いや、そういう意味では。じゃあ孫二娘姐さん浮いてたでしょう。
曹正 まあな。というか女はあいつ一人って感じで。正直言って楊志が女だと知ったのは梁山泊と合流した頃だった。野戦続きで泥まみれだったし、いつまでたっても男臭くならねぇガキだとは思っていたが。
白勝 無理もないような……。
曹正 話はそんなとこかい。そろそろ休むぜ、俺は。
白勝 はいどうも。お休みなさい。……話が楊志さんのことになるとほんのちょっと口がほころぶの、自分で知ってんですかね。何とも可愛げのある樊噲さんでした。

1Ø4/《活閃婆》王定六

白勝 ……兄貴、何やってんですか。
王定六 おおっと、何だ白か。えへ、見ろよ。皇甫端がまた魏姐に骨抜きにされてやんの。
白勝 覗き見つかるとヤバいですよ、燃やされちまいますよ。
王定六 あー大丈夫大丈夫、覗いてる奴らから巻き上げた銭、6:4で姐さんに渡してるから。あ、お前も?
白勝 おれはいいですよ、馬の先生なんか覗いて楽しいんですか。そういや兄貴、変なメモ入れないで下さいよ。公孫先生にウケられちまいました。
王定六 笑い取れたか、ラッキー。
白勝 ラッキーじゃねぇです。そういえばおれ、韓滔兄貴からよくわかんねぇクレーム受けたんですけど……。
王定六 そ、そう? あ、そのメモか? 見してみろよ。
白勝 とか言って、ちぎって水ん中ばらまいて証拠隠滅する気ですね? すげぇ挙動不審ですよ。
王定六 はは、何言ってんだ。お前俺の字知ってるだろ?
白勝 穆春兄貴が吐きましたよ。ついでにメモは晁蓋さんとこの手文庫に入ってます。終わった分持ち歩いてても仕方ないんで。
王定六 きっ汚ねぇぞお前! 何でもかんでも晁蓋にチクりやがって。
白勝 おれ、何か他にやりましたっけ。
王定六 怒んなよすぐぅ、もーヤな奴だな。ジョークだろジョーク。
白勝 それ韓滔兄貴に言って下さい。おれチクリって言われるの最高に嫌いなんスよね、原作で生辰綱のこと白状してる分。まぁ話戻します。えーと《活閻婆》ってのが主流みたいですけど、どうも《活閃婆》の方が本当らしいんでそっちにしました。雷母って意味ですね。
王定六 韓滔かぁ、苦手なんだよなぁ鬼軍曹……彭玘(ほうき)の方が良かったかな。
白勝 呼延兄貴からとりなしてもらうってのは?
王定六 冗談。そっちの方が怖ぇや、あいつパット見すっきりクールっぽいくせに絶対陰険だぜ、弱味握らせてどうすんだよ。李忠兄貴や周通兄貴とすれ違うたびに踢(てき)雪烏騅とか呟いてんだぜきっと。
白勝 ……そういうセリフをどこで人が覗いてるか分からねぇようなとこで言うのやめた方がいいスよ。
王定六 なぁ、俺どうしよう。歯ァ食いしばれェ! だぜ。
白勝 韓滔兄貴はさっぱりした人ですから、ちゃんと謝って二人で雷もらえばそれで済むと思いますよ。
王定六 そっか、穆春と一緒だっけ。じゃあどうにか誤魔化せるかも。
白勝 ……(懲りねぇ人だな)。話戻しますけど、渾名はすばしっこいって意味ですね?
王定六 んにゃ、それもあるけど飽きっぽいとか後先見ないとか。親父に言われてたんだ。
白勝 まだ随分若いけど北の酒店を立派に切り盛りしてますね。
王定六 ふふーんまぁな。でももうすぐ17になるぜ。
白勝 そんな歳でこういう小遣い稼ぎするのはやめましょうね。おれから姐さんに言っときます。
王定六 何だよ、こういう時だけ兄貴風吹かしやがって! 姐さんだって了承済みなんだからいいだろ。
白勝 おれで役者不足なら花栄さんとか陳達兄貴に言ってもらいますけど。
王定六 ち……融通の利かねぇのばっか挙げたな。
白勝 ああ、やっぱおれらしく晁蓋さんに直接チクるってのが……。
王定六 分かった悪かったよ! くっそー。お前結構嫌な奴だよな。
白勝 ちなみに尊敬してる人は誰っスか?
王定六 んーと、張順兄貴とか郁保四親分とか。宋万兄貴も格好いいけどちょっと怖いんだよなぁ、いかにも兄貴って感じの小五兄ィもいいし……何で?
白勝 いや、今後誰の影響を受けて育つのか心配になって。その路線なら悪くなさそうスね、安心しました。
王定六 たりめーじゃん、毎晩助平爺ィばっか見てたらそんな奴になりたくないもん。な、この商売もいいことあるだろ?
白勝 おれ自身色々経験あるんで言ってるんですよ。あんたが切り刻まれてそのへんに沈められてから後悔したって遅いですからね。
王定六 ……。
白勝 ま、そういうことで。いつもこんな感じですが根は悪くないんで今後が楽しみな王定六兄貴でした。

ØØ1/《呼保義》宋江

白勝 おはようございます! って、ついに《天魁星》が埋まったって聞いて来たんですけど、大官人のお屋敷で良かったんスよね? おれラストでやっと公開かと思いましたよ、李逵より先じゃないですか。
柴進 うん? 宋江なら最初からいるんだけどね。皆も何度も見ている筈なんだけれど。
白勝 はい?
侍女 お茶です、旦那様。
柴進 はい、ありがとう。そこに座っておいで。
侍女 ……? はい。
白勝 ……名前んとこが赤い、侍女の筈なのに……だだだだだ大官人、もっもっもしかして?
柴進 あはは。
白勝 あははじゃなくて、大〜官〜人〜、あのぅ。
柴進 うん。阿江、君幾つだっけ?
阿江 は……はい、14です。
柴進 実際には晁蓋より一つ上ぐらい。ここ時間軸がまちまちだからね。
白勝 女の子っスか……しかも大官人んちのメイドさん。何かさすが柴進様……色素薄くて目ぇくりくりで、えらく可愛らしいんスけど。あの、閻婆惜はどうなっちまうんですか。
阿江 ……。
白勝 うわっ、泣かないで下さいよぅ。
柴進 不幸な生い立ちでね。どうやら閻という男とトラブルがあって行き倒れかけていたのを晁蓋が拾ったらしくて。
白勝 はい? 晁蓋さん?
柴進 うん、楊志も一緒。もう原作無視。
白勝 ……あの二人。
柴進 あの頃は彼の周囲は物騒だったし、かなり忙しかったから僕に預けていったんだ。働きたいというからこうして。
阿江 はい、不束者ですがこうしてお側に仕えさせて頂いています。
白勝 ……それで花栄さんと友達っていう以降の経歴がそっくり消えてるんですか。えーとじゃあ、武松兄貴の襟首に炭落としたのは?
阿江 (ふにゃ)わ、わたしです。申し訳ありません。
白勝 いや、おれじゃねぇし兄貴あれで瘧治ったんだし。場面が前後してるけどまぁいいや。あの、以後の宋……阿江さんの設定は?
柴進 ないよ。
白勝 え?
柴進 これが晁蓋次第なんだよな。阿江は梁山泊に移った後も聚義庁に足を踏み入れるかどうかすら決まっていない。予測のつかない未来って楽しみだね。
阿江 ……あのぅ?
柴進 はいはい、気にしなくていいから。いっそ好みに育てて僕が貰おうかな。
阿江 あ、あの、み水菓子お持ちします。
白勝 ……そういや大官人ってのほほんとしてる割に手ェ早いんですよね。
柴進 あはは、そうかな。でも結婚運が本当に悪くてね、もう二人も妻を亡くしているから。阿江は晁蓋とはまた違った意味で可愛いし。
白勝 (本気だよこの人)。
柴進 けれどもしかしたら、阿江は梁山泊の命運に重要な意味を持つかもしれないしねぇ……ああ、あまりこのインタビューにストーリー性を持たせるのは良くないね。
白勝 めっちゃ含み持たせてるの大官人じゃないですか。
柴進 (笑)ごめん。気にしないでいいよ。原作の九天玄女の天書ほどにも意味はないから。
白勝 それ聞いて安心しました。ま、とにかく107星になんなくて良かった。後は王英兄貴が無事に生まれるのを待つばかりっス。

Ø79/《鉄扇子》宋清

白勝 てなわけなんですが、宋江兄貴の弟さんのことを訊くのを忘れてました。まあどう見ても弟ってことはないんですけどね。水滸ファンなら誰もが兄のコネで入った宴会部長と呼ぶ宋清兄貴です。
宋清 ひょっひょっひょっ、まずは腹踊りでも見せてつかわそうかい。
白勝 マジ宴会芸やんないで下さいよ、朝から酒臭いし……また魯の兄貴と徹夜で飲み比べっスか?
宋清 昨日は武松じゃ。いや〜暴れたぞぅ、あ奴は。水亭が一つ全壊じゃい。
白勝 この人が生きてんのが不思議です。いっそ徹底的に変えようってんで、一見飄々とした仙人風の爺さんなんですが中身これです。ええと鉄扇一つで虎をも殴り殺す。
宋清 そんな殺生するより大トラと飲み比べするわい。
白勝 ……ええと、よくは知りませんがえらく強い爺さんです。イメージ塚原卜伝とかそのへんスから。武松兄貴と向かい合っていると、これ水滸じゃなくて日本の剣豪モノだったかなという錯覚が。でも歳がなぁ、伏魔殿の封印解けてから全員集結までが確か60年ちょいなんですけど。秦明将軍がそれくらいですね、やっぱあの性格だから真っ先に飛び出して人間になったと思うんですが、あのー宋清兄貴もタメ年くらいですか?
宋清 儂は永遠の23歳じゃい。
白勝 いいですけどね別に。ええと二蔡と石勇さんが弟子っつーかお供ということになりました。ここに来た途端に皆職業替えしたみたいですけど。で、今は皆の指南役のような立場に。
宋清 宴会係じゃ、気楽でええわい。
白勝 肩書きはそういうことになっています。えーとここでは林教頭と楊志さんが武芸の双璧なんですが、お二人の腕はどうですか。
宋清 知らんのぅ、儂はおなごの尻を追っかけている方がええわ。ここは選りすぐりじゃのぅ。
白勝 楊志さんが手合わせしたがっていましたが……。
宋清 あのおなごは尻も胸もなくてつまらんわい。まだ朱武や燕青の方が色気があるぞ?
白勝 そういう基準で対戦相手選ばないで下さいよ。
宋清 戦わんうちは不敗だからのぅ、ひょっひょっひょ。
白勝 ……とりあえず宴会であんまり卑猥な芸やると姐さん達がボイコットしますからやめて下さいね。もしくは特別料金+各種サービス料つきになるかも。
宋清 分かっとる分かっとる。てっぺんのあれがブチ切れる寸前で止めておこうかい。
白勝 ……晁蓋さんの育つ環境悪すぎです。ところで大官人とこの阿江さんと血縁関係とかあるんですか?
宋清 儂の孫だわい。めんこいじゃろ。
白勝 え? マジですか?
宋清 嘘じゃ。武芸を極める者には妻子は要らん、ひょっひょっひょ。
白勝 ……このインタビュー始めてから好漢らしい好漢には数えるほどしか会っていないような気がします。気のせいかなぁ。

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