[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

太保インタビュー

home index back

Ø36/《金鎗手》徐寧

白勝 再びまともな好漢の世界に帰ってきました。徐寧兄貴、どうも遅くなりまして。
徐寧 構わないぜ。じきに終いだからしっかりやれよ。
白勝 ありがとうス。えーと禁軍のことはおれよく解らねぇですけど、林教頭とは元同僚ってことですか?
徐寧 禁軍は三つに分かれてるんだ。向こうは侍衛馬軍、俺は侍衛歩軍。所属は違うがよく手合わせをしたもんだ。
白勝 ということに勝手に決めました。天子の行幸につくてくんだから林教頭よりだいぶ階級は上だったんじゃないかと思いますけど。
徐寧 ここではだいぶ下がるな、ははっ。俺は人の上に立つ器じゃない。
白勝 林教頭も自分のことそう言ってましたけどね。手下に稽古つけるのは徐寧兄貴の方がいいとの評判です。
徐寧 林冲はとにかく厳しいからな。大勢を同じように訓練するのは俺の方が確かに適任だが、弟子一人を育てるのは敵わない。全く、敬愛すべき男だ。
白勝 鉤鐮鎗(こうれんそう)部隊を育てるのは速かったスねー。
徐寧 元々林冲達が鍛えていた兵だからな。
白勝 そういや従弟の湯隆兄貴とホントよくトラブんなかったスね、あの時。
徐寧 済んだことは仕方ないさ。家宝だからって鎧の一つや二つにしがみついていた俺も見苦しかった。
白勝 はあ、さばさばと。あ、おやっさんが、つまり時遷兄貴が兄貴の奥方を誉めてましたよ。
徐寧 (笑)そうかぁ。
白勝 あ、いきなりにやけてる。徐寧兄貴は愛妻家・子煩悩で有名です。お子さん可愛い盛りですからねぇ。
徐寧 ふふ、晟(せい)は『水滸後伝』で活躍するそうだな。俺も草葉の陰で安心していられる。
白勝 さばさば死んだ気にならねぇで下さい。
徐寧 しかし花栄の息子ばかり贔屓されてるのは何故だろうな。
白勝 矢の名手ってのは絵になるから人気あったんじゃないスか。徐寧兄貴が大活躍すればもっと晟君も。つーか兄貴が長生きして孫でもひ孫でも見ればいいんスよ。
徐寧 それもそうだなぁ。それに弟妹も欲しいだろうし……。
白勝 まあ家族計画は後でやって下さい。あ、そういえば徐寧兄貴といえば連環馬チームの大敵ですが、呼延灼兄貴達とはどうですか?
徐寧 呼延灼将軍か。家柄が違いすぎるせいか多少馴染みにくい男だが、性格を呑み込めば友として良い男だ。戦には引き際が良すぎる将よりも、何度も敗れながらもしぶとく戦う将の方が良いと思う。呼延灼はそれが出来る男だ。敵でないというのはいいことだな。鉤鐮鎗の技術も連環馬の装備も今の官軍にはない。ま、それに慢心しないよう技を磨くさ。
白勝 公孫先生と湯隆兄貴が何か変なもの作っていましたが……。
徐寧 ははっ、やらせておくさ。公孫勝はあれで鬼才だ。軍師ならまず考えないことを考えつく。だから朱武と組むと理想的な軍師になる。
白勝 えーとここでは用さんは梁山泊の運営、大げさに言うと宰相っぽいことしてるんで、戦のことは朱武兄貴にほぼ任しています。それで公孫先生も軍師なのかぁ。それも先生に翻弄されない朱武兄貴が相手だからなんでしょうけど。
徐寧 ふむふむ、あんたはよく見ているな、白勝。
白勝 それが仕事なもんで。
徐寧 そういう意味じゃないんだが。ところであんたと晁蓋殿が兄弟弟子だという噂を聞いたのだが。師は王進教頭あたりか?
白勝 え、いや、惜しいけど違います。原作には出てこないス。
徐寧 ふむ、惜しい?
白勝 ヒントは「武松兄貴と宋江兄貴は自分の弟子だ」と言っている元教頭。相当な水滸マニアか学者じゃないと知らないと思います。偶然見つけた名前なんで、原作のあとがきや解説読んでも出てこないと思いますよー。解答は小説『蓋星水滸伝』の中で。っていいのかなぁ、こんなの書いて。
徐寧 ははっ、まあいいだろう。

Ø63/《独火星》孔亮

白勝 ホントに今更ですけどここ強気の姐さんばっかりですねぇ。まあ梁山泊だし。えーこの人は武松兄貴に喧嘩を売った強者です。
孔亮 あたしが売ったんじゃないの、武松兄貴が売ったのッ!
白勝 どっちにしろ、それで生きてるのはすごいことですよぅ。蒋門神もショッパナで殺されなかっただけタフな奴でしたが、孔亮さんは水に投げ込まれただけです。あれ、酔って落ちたの武松兄貴じゃないんスね?
孔亮 あたしが足引っかけて転ばしたの。一緒に落ちちゃったけど、でへへ。
白勝 ……まあ無事で良かったスね。林教頭にもそんなシーンあったよなぁ原作には。確かに酔ってモブに捕まる好漢ってのはいかにも落魄って気がします。
孔亮 ちょっとー、あたしモブ?
白勝 原作だといかにも脇役っぽいんで……。
孔亮 いーけどー。白勝って相手によって態度変わるよねぇ、塞主の前ではうひゃあとかうわわとか言ってるのに。
白勝 い、いやーそれは。
孔亮 (じっ)
白勝 ……はぁ、すいません。
孔亮 あ、そういえば春兄脱走したって。
白勝 話飛びましたね。ああ、はい。
孔亮 なんだ、知ってたの?
白勝 いやぁ、あの縦穴よじ登る時落っこちないかひやひやしてました。苔がねぇ……穆春兄貴は身が軽いんですね、そのうち火つけとかに回ってもらうかもしれません。
孔亮 ……見てたの。
白勝 はあ。手伝っちゃ意味がないんで。
孔亮 ふーん……オトナってさぁ。
白勝 はい?
孔亮 ちょっと待った。あんたはいいとして塞主……オトナ……あーなんかもぅ。
白勝 ああ、晁蓋さんはもちろん脱走黙認してます。
孔亮 春兄にリベンジされたりして。
白勝 あの人本気で刺される覚悟いつでもある人ですから。
孔亮 刺す方ならあるんだけど。刺される方?
白勝 まぁそれで穆春兄貴がハラ座るならって。ああ、あの人刺されるのと自分が死ぬのと結びつけてないスね、時々。急所とかちゃんと避けてんのかと最初は思ってたけど全然。
孔亮 何度か死にかけてるもんね。……ばっか。
白勝 はは。
孔亮 ノリが昔の少年漫画じゃない?
白勝 ははは。好漢ってそういうもんじゃないかと。
孔亮 ちーがーう。男ってさ? もぅ分かり合っちゃうというか何というか、そのアニキ系なノリやめてよね。見てる方がちょっと恥ずかしいんだけど。
白勝 ここ原作より断然軟派になってますよ。
孔亮 じゃなきゃあたし達みたいな女とかガキいらんないって。
白勝 どっちが先なんだろ……でも命知らずに武松兄貴に突っかかっていく孔亮さんに言われるのも何だかなあ。
孔亮 あ、あれは! 別に……そんなんじゃないよ。ただ見てると歯がゆいというか、じれったいというか。
白勝 はあ?
孔亮 だってさ、その気になれば林冲と勝負したって勝てる男がよ? ぼーっと真夜中にうろついたり立木殴り倒して拳ボロボロにしたり、どっぷり欝になってろっちーによしよしされたり、もぅ、あたし見ててすっごい腹がたつわけよ!
白勝 ……ろっちー。
孔亮 そういう男って思わず蹴りたくなるでしょ。
白勝 いや、おれは。
孔亮 だーってだって。ホントは強いのにぃ、芯までただの惰弱者だったらむしろ目にも入らないのにっ。安道全早く武松兄貴を治してよー!
白勝 施恩さんとは方向性が違うけどやっぱり武松兄貴ファンなんですね?
孔亮 施恩っ! あんなストーカーっぽいのと一緒にしないでよ。あたしは身も心もしゃっきりしてる武松兄貴と尋常に勝負がしたいのッ!
白勝 ……孔亮さんこそ少年漫画っぽいような気がするんだけどなぁ。えーちなみにイメージはポニーテール。何でそんなこと書いてあるのかな、このメモ。

Ø39/《病尉遅》孫立

白勝 ブービーですねえ兄貴。
孫立 ……最後でなくて何よりだ。
白勝 ああ、しばらく前からそれでハラハラしてましたもんね。実はランダムに順番決めてたらマジにトリになったんですが、胃に穿孔モノなんで替わってもらいました。
孫立 ……。
白勝 兄貴、なかったことで胃ィ痛めるのやめて下さい。えーと兄貴んとこは家族円満子だくさん、親類も大勢ですねメーワクなことにいやもとい。韓滔兄貴んとこも実は子供6人って聞きました。あれ、子供なしだって聞いたような気がしたけどなぁこれ始まる前……いつ変わったんだろ。えーと孫立兄貴んとこは?
孫立 息子7人娘2人。
白勝 はあ、ホント多いス。『楊家将』の一代目と同じですね。
孫立 ううむ、なぞらえられるのは良いが縁起でもないような。
白勝 がんがん死にますからねぇ。そーいやあれ5代目くらいで一族全員で太行山行って山賊になっちまうそうで……楊志さんって一体。なんて言ってると本人が出てきそうだからおいといて。えーと渾名の尉遅ってのは尉遅敬徳ですかね、門の神様。秦叔宝と対の。えーどっちも実在の武将ですけど隋とか五代あたりだっけ、尉遅って北方系の姓ですよね。渾名英訳すると病気の鬼婆みたいス。
孫立 ……。
白勝 いやもとい。家族に引きずられてなし崩しに梁山泊入りした典型です。元は登州提轄、署長さんクラスですかね。ごく幸せで家族円満なマイホームパパでしたが。
孫立 いや、ま……身内の窮地を見捨てるわけにはいかぬ。
白勝 渋ってた割には肚決めたら切り替わり速かったスよね。やる気満々の顧姐さんにつられたとか。
孫立 ううむ、あの時は急を要していたのでな。
白勝 『酔翁談録』だと《石頭》なんスけど。頭硬くなくて良かった。
孫立 ……石頭の意味が違うだろう。
白勝 可哀相なのは昔なじみに騙された欒廷玉ですがまあおいといて。えーとここでは大官人・李応姐さんと三人でよくつるんでますね。趣味も勿論、立場が似てるんで気が合うんでしょうか。戦の時も城の守備とか後詰めとか地味な役回りが多いですが、攻撃的な兄貴ばっかりなんでこういう人達は貴重です。
孫立 うむ……儂が守りに入ってしまうのは性格からだが、確かにその方が得手でもある。
白勝 そーいや奥さんって楽和姐さんの姉さんなんスよね?
孫立 そうだが?
白勝 あのー……もの凄い賑やかな人だったりするんですか? やっぱり。
孫立 いや。どちらかといえば口数は少ない方だ。儂が言うのも何だが控えめで良く出来た妻だな。
白勝 さすが愛妻家。……お会いしたことないんスけど、楽和姐さんには似てないんスね。
孫立 いや、やはり姉妹だ。見た目はよく似ている。今度遊びに来るといい。
白勝 はあ、どうも。見たいような見たくないような。

Ø33/《拚(べん)命三郎》石秀

白勝 えー実質的にトリです。親友になりたい好漢No.1の石秀兄貴、お待たせしました。……ってどこに。
石秀 んー……何だ、白勝。
白勝 あ、そんなとこで寝てたんスか。あのー兄貴の番なんですけど。
石秀 おう? なんだ、あんまり待たせるからやらねぇのかと思ってた。
白勝 いや予定時間ぴったり……早合点が特技でしたっけねぇ兄貴。潘巧雲の浮気の証拠固めをしていた辛抱強さが別人みたいス。
石秀 兄貴の為だからな。
白勝 刑場には飛び込んで捕まってましたねぇ。
石秀 それどうするんだ? ここの盧俊義アレだろ?
白勝 はい、アレですけど。
石秀 いーけどよ、どっちにしろ助けんのは同じだ。
白勝 それで自分も殺されそうになったってのに簡単に言うなあ。
石秀 飛び込まなきゃ盧俊義兄貴の首と胴が離れてたんだから仕方ねぇだろ。
白勝 その後のことも考えて下さい。楊雄兄貴とは誰もが認める親友同士ですね。
石秀 おう。あれだけさっぱりとしてまっすぐないい男はそうそういねぇぜ。
白勝 ちょーっと思い詰めるとこありますけどね。
石秀 そりゃああのあばずれ女房のせいだ。女がからむとこれだからいけねぇ。
白勝 あのー女嫌いなんスか?
石秀 好漢は女にきれいなもんだぜ?
白勝 まあ、鼻の下伸ばしてばっかりいる好漢ってのはいただけないスからねぇ。うーん、ここ多いような……。
石秀 それだ。何でエロ野郎がそんなにいるんだ? というよりわざわざ性別変えることなかったんじゃねぇか? 中には女装のやつやら何やらいるし、燕青はあの通り不幸だし。
白勝 えーとはっきり言うと同じような職業・年格好のオヤジばっか100人以上も書ける自信がなかったそうです。
石秀 だからって……気の毒に。
白勝 良かったスね兄貴。半数女キャラ化が目標っつーとコンビとか兄弟はどっちか女になる確率が高いんで、楊雄・石秀コンビもやばかったんですよ。
石秀 ……書くなよそんなもん。
白勝 あはは。あ、そういえば戴宗兄貴や楊林兄貴と最初に会った時、あの二人食い逃げしたんじゃないですか? もしかして。
石秀 憶えてねぇよそんなの。細かい奴だな。
白勝 いや、もしかすると楊雄兄貴が払ったんじゃ……まあいっか。それにしても兄貴と楊雄兄貴、それに小乙さんは腕が立つ割に細かい仕事専門ですね。特に石秀兄貴は火つけ工作とか情報収集とか。斬り込み隊長も似合いそうですけど。
石秀 俺ぁ喧嘩くらいしか知らねぇから。
白勝 そうかなあ、体術も結構やるのに。
石秀 素手じゃ戦にならねぇだろ。
白勝 天罡(てんこう)星って何故か騎軍・歩軍・水軍・諜報って順になってますよね。当時の価値観かなぁ。
石秀 何のとりえのない俺が聚義庁に席をもらえるなんてありがたいこった。こないだまで柴売って肉売ってたのに、隅っこだって身に余るさ。
白勝 お役立ちのくせに謙虚な人です。原作じゃ祝家荘戦の時晁蓋さんに危うく殺されかけてましたっけね。
石秀 うーん、確かに鶏一羽のことで梁山泊に泣きつくってのは好漢としちゃ情けねぇ。梁山泊の大親分の晁蓋としては間違ったこと言ってなかったと思うぜ。
白勝 でもまあ人命かかってましたから。
石秀 そのへんをここの設定でどう料理するか楽しみだな。
白勝 いつか書きたいけど思いっきり遅筆だから……《拚命三郎》がそれまで待ってられるかどうかです。忘れられたりして。いやその前にこのサイト潰れてたりして。はは……。

ØØ2/《玉麒麟》盧俊義

白勝 ということでシメです。
晁蓋 おい。表記間違ってるぞ阿呆。
白勝 あ、すいません。ここ外でしたっけ。えーとここ設定だと曾頭市戦あたりからややこしいことになるんスよね。晁蓋さんが毒矢で死んだってことになってますが。
盧俊義 残念ながら助かっちまってなぁ?
白勝 何が残念ですか、おれら全員寿命縮みましたよ。えーと晁蓋さんと「盧俊義兄貴」は全然出番がカブらないんでこういうことになりました。梁山泊の外では盧俊義兄貴、中では前と同じく晁蓋さん。と単に名前使い分けているだけです。……あのー解庫はどうなったんスか。
盧俊義 大名府でのアジトの一つとして役に立ってるだろ。北方水滸での使い方は巧いよな。
白勝 おれがわざとらしく説明するのも何なんでひとつ小乙さんから説明してもらいましょうか。
燕青 はい。前の主人が亡くなった後を御主人が引き継ぎました。
盧俊義 端的すぎるだろ。あのエロオヤジをブッ殺したのも俺だろうが。
白勝 えーとつまり盧俊義という人を成敗してそのIDを奪っちっゃたわけで……晁蓋さんもはしょってると思いますけど。
盧俊義 るせ。それよりお前、名前間違えすぎ。
白勝 音じゃなくて文章だとややこしいんですよぅ。
盧俊義 それにしても『河北の三絶』だと? け、シャイロック野郎が。解庫・エロオヤジ・恩知らずで三回絶命させていいって意味かよ。
白勝 エロオヤジなのはここでの設定ですが……晁蓋さんストイックというよりジェンダーに厳しいだけですかあ痛痛。解庫というと威張りくさった金持ちで嫌な奴の代名詞ですよね、何でそんな人がホント好漢なのかなぁ。原作の版元の得意先がプチブル階級だったんですかね。それにしても、じゃあ《天罡(てんこう)星》はどうなっちまうんですか? 今度こそ欠番……?
盧俊義 俺だって言ってんだろ。
白勝 ……番外つーか別格の筈だったのにおかしいなあ。
盧俊義 俺も驚いてるさ、はん。人間サマから星に成り下がっちまった。
白勝 でもあのー、盧俊義兄貴というと2番目ですよね。上に阿江さんがいるっていうのはまずくないスか? だー痛っ!
盧俊義 てめぇもちょいちょい首傾げてるくせに原作の序列なんぞ気にしてるんじゃねぇよ阿呆。大雑把で万事オッケーなのが水滸の最大の取り柄だろうが。
白勝 あ痛痛……最大の取り柄ってのは何だかなあ。でも序列関係なしだったらなおさら晁蓋さんが108星に入るのはまずくないですか。全員横並びっていうことはそれってもしかするとトップ交替とかもあり得るって。あ、ちょっとどこへ!
盧俊義 そういや西には行ったことないな。
燕青 はい。
白勝 だって西夏とは小康状態、あ〜ちょっと待って〜いつの間に旅支度まで。晁蓋さん身軽すぎますよぅ。用さんに怒られるのおれなんですけど〜。
穆春 見つけたっ! やい塞主、よっくもオレを縦穴牢なんかに落としやがったな!
白勝 あ。
燕青 ……あ。
穆春 え? わ。わっ、わぁぁぁぁぁ〜……
白勝 ……。
盧俊義 ……燕〜青。
燕青 申し訳ありません、御主人が刺されるのかと思ってつい。
白勝 いや判断は間違ってなかったと思いますよハイ。ちょっと力余っちゃいましたね。……ああ、藪の中でもがいてます。元気だなぁ。
燕青 あの、見て参ります。
盧俊義 けっ。放っとけ。オラ行くぞ。
燕青 あ、はい。
盧俊義 もたもたすんな白勝。西夏方面にも情報網広げるい〜い機会だろ。
白勝 あ、はい、でも穆春兄貴は?
穆春 くっそ〜! 燕青、憶えてろっ!
白勝 ……あ、矛先変わってる。余計にリベンジ難しくなった気が。
燕青 ?
白勝 あ、晁蓋さん待って下さいって。えーとこれで一応全員出ましたんでハイ。下手くそなインタビュアですいませんでしたしかも設定がんがん変わってるし、でもまた何かあればやるかもしれません。ひとまずこれで。

蛇足 Ø58/《矮脚虎》王英

王英 あのー。僕の出番ってないんでしょうか、やっぱり……。
白勝 あ、英さん。これまた随分と時間軸ずらしましたねー。『水滸後伝』とドッキングするつもりかな? でもおれとっくに死んだ後?
王英 はい? 白勝さんなら御健在ですけど。
白勝 あはは、そうですか。何か変な会話。えーと順ぐりに読んでない人は燕順兄貴や扈三娘姐さんあたりのインタビューを見て下さい。扈姐さんの一粒種の王英さんです。いやぁサイボーグ009に赤ん坊キャラいたっけ、あんな王英兄貴ってのを一瞬想像したんスけどね。
王英 ぼ、ぼくはごく普通の。
白勝 普通かなあ、晁蓋さんが父親代わりって。……英さんがそれくらいに成長してもあの人まだ20代か。うわ若ぇ。えーとこれ以上未来のことはおれ語れませんけど、どうスか?
王英 義父ですか? うーん、皆によると相変わらずだそうです。……昔からああなんですか?
白勝 はい、ああなんです。
王英 ……。
白勝 はは、十数年後も楽しそうスね。楽しみです、おれ。
王英 白勝さんも相変わらずなんですね。……あの、何故義父はごく幼い頃からそういう役回りだったんですか? あまりにも子供らしくなかったそうですが、まさかただの意表突きではありませんよね。
白勝 あ、忘れてた。
王英 あのっ。
白勝 英さんお母さん似ですね。
王英 でも僕まだ母に背丈追いついて、いやそうじゃなくて。はぐらかさないで下さい。
白勝 うーんとそうですねぇ。晁蓋さんの設定をバラすことになるんですけど、さーてどっから。
阮小五 何もったいぶってんでぇ白。
白勝 あ、小五さん。
阮小五 お前大将にきっちりばっきり聞いたことなかったっけ? アレ。
白勝 はあ、おれ何となく知ってるだけっスから。
阮小五 ふっふっふ、あの場でボーカンしてたの俺一人だからな。なら再現VTRここに貼ってやる。
白勝 えーと今更って気もしますけど、平たく言うと小説『蓋星水滸伝』の作中シーンしかも思いきりネタバレなんで、読みたい人はCtl+Aで読んで下さい。原作水滸とは関係ないス、すいません。
 
「俺も昔話を聞かせてやる。お前の話にちょっと付け足すだけだ。一〇八星を解き放たれても見張り番の張真人はなぁんにも対処しなかった。そう思うか? 何で開祖は『遇洪而開』なんて刻んでおいたか? 考えたこともなかったか」
 晁蓋は笑みを浮かべたまま目を細める。
「張真人ってのは洞玄国師と同一人物だ。代替わりしないとますます祭り上げられるから、時々こっそり死んだふりをしては名前を変える。最初にそうしたのは国師なんてものに勝手に任じられて息が詰まったからだ。それからも面倒があるとくたばってみせる。伏魔之殿が解放された後すぐに死んだだろ? そのへんの事情を知ってるのは羅真人だけだ。ま、そんなことはどうでもいいが」
 緩やかに、香の煙が壇上に収斂していく。室内の空気が透明になった分、壇上の異様な光景がくっきりと浮かび上がった。
「凶星を封じておくにしてもたまには息抜きさせる必要がある。ストレス溜まるからな。だが九天玄女ってオバサン仙女から奴らを預かってる身としては、そら散歩に行けとも建前上言えない」
 孩子は両手を広げて窓枠に掛けた。
「皇帝の命運くらい読めるさ、三代先に徽宗って昏君が出る……星がちょっとくらい暴れても皇帝のせいにすればいい、格好の薬になる。あの頃は凶作や疫病が相次いだしな、仁宗の側近に羅天大醮(らてんたいしょう)の話を吹き込むくらいわけはない。──洪信はまんまと封印を解いた。良心の呵責とやらも気にせず長生きしたなぁ、あいつ」
 孩子の姿をしたものは軽く頭を振った。
「凶星は次々と人間に転生する。人間は一番遊び甲斐のある形だからな、仙界も所轄違いだからあんまりうるせぇこと言えない。せっかちにすぐ生まれた星もいれば、ぐずぐず迷っていたのもいる。一番間抜けなくせに厄介なのは、仕方ないから生まれ落ちた瞬間に羅真人が拾った。一〇八人が全て人間になるまで五十年ちょいかかったか?」
 晁蓋の微笑はいっそ優しげだった。
「そして一番最後の奴が生まれたのを見届けて、張真人つまり洞玄は自分も後を追ったわけだ」
 
阮小五 俺ら散歩に出された犬かい。今更だけど大将モロ悪役っぽいな。
白勝 明朝体って読みにくいスね。
阮小五 お前第一声がそれかよ。
王英 は……あの……え?
白勝 でも洞玄時代のことはあんまりよく憶えてないみたいですよ、あの人。
阮小五 そら一度うっかり殺されておっかさんの胎から生まれ直したんだから。でもよ、すると李逵に不意打ちで殺されなきゃダンナは劉の言ってた通りナマハゲ大男だったんか?
白勝 さあ、そうなんじゃないですか?
阮小五 どこが仙人サマ?
白勝 張真人って『三国志』に出てくる五斗米道のあれっていうのマジですか?
阮小五 そんな大昔のこと知るかい。
王英 ……あの。
白勝 要するに洞玄さんつまり晁蓋さんが全ての始まりなんスね。
阮小五 諸悪の根元な。
王英 ……聞くんじゃなかった。
白勝 はい、内緒話終わり。
阮小五 今度こそ終わりだ。白、打ち上げにぱーっと行こうぜ! 魯智深・索超・劉唐その他で腹が破れるまで飲むぞ、逃げんなよ。武松が透瓶香仕入れて来るって。
白勝 あはは……死ぬかもおれ。
阮小五 あ、ナナも来る。
白勝 なっ何でそこで意味深な、あのっ。
阮小五 はっはっはーこの小五お兄ぃサマに任せなさい。おい王英も、こいこい。
王英 ……はあ、あの。
白勝 みっ未成年にちょっと辛くないスかそのメンツでの酒攻めは。ハイ今度こそ終わりです。皆さんこんなオリジナル設定にここまでつきあってくれてありがとうございました。

page-top home index back